迅速で正確な文書化プロセスにより、法規変動への対応を実現した事例です。
原文(英語版)はInterstage Customer Success Stories をご覧ください。
[ 2007年12月掲載 ]
EPCORは、本社をカナダのアルバータ州エドモントンに構え、アルバータ州、オンタリオ州、ブリティッシュコロンビア州、アメリカ北西部の地域にエネルギーソリューションやサービスを提供する、カナダ国内有数の電力会社である。従業員は2600人以上で、40億ドルを超える資産を所有している。
EPCORの子会社であるEPCOR Distribution Inc(EDI)は、エドモントンの全ての電気系統の供給と管理を行っており、300,000件以上の企業や家庭にサービスを提供し、さらに、38の電気小売業者に電力を供給している。
昨今の法規変動により、外部報告や内部監査の基準が上がり、EDIに大きな衝撃を与えた。電力料金、荷さばき料金、管理料金などの具体的な情報を顧客への請求書上にしっかりと明記することや、配電システムの所有者が小売業者に標準化されたフォーマットで関税会計の情報を提供することなどが新しく求められた。
EDIの経営上層部は、将来的にカナダの企業の多くがカナダ版SOX法に従うことになると予測した。そうなると、企業は内部の監査能力と実施状況に関する書類を提出し、財政状況の変化を素早く報告することが必要になってくる。彼らは、既存の柔軟性のない古いアプリケーション基盤では、これらには対応できないと認識していた。そして、BPMソリューションにより、柔軟に業務上の文書化を行い、刻々と変化する規制のもとでの継続的なコンプライアンスを実現しようと考えた。
300,000以上の顧客への電力供給という責任を持つEDIは、新しい規制基準に対応するだけでなく、高い正確性を実現するソリューションを要求していた。「我々がどのような業務プロセスをとろうとも、報告の正確さというものが最も重要である」と(Regulated Default Supplyプロジェクトの)マネージャーのIan MacNeill氏は言う。
EDIのシステム担当のメンバーは、BPMソリューションについて調査し、ガートナーの「Pure-Play BPM Magic Quadrant」から3つのベンダーを選出した。
「2社が提供する機能はほぼ同等であったが、一方のソリューションでは機能追加(例えば文書管理機能の追加)をすると、驚くほど価格が上昇する。それに比べると、富士通は総合パッケージ製品を提供しており、費用対効果が大変高いという結論になった。Interstage Business Process Manager(Interstage BPM)は我々の要求する全ての機能を備えたパッケージ製品で、ライセンス形態も我々の望むものであったし、ビジネス要求をすべて満たしていた。」とIan MacNeill氏は説明した。
現在では、カナダ版SOX法など新しい規制基準のもとでのコンプライアンスに、Interstage BPMは一役かっている。「富士通のソリューションは業務上の文書化作業の手助けし、監査証跡や業務の透明化をもたらしている。また、顧客請求を行うための230以上の業務プロセスの創出や緻密な計画を行うために必要な時間が、効果的に削減された。」とシステム開発チームのリーダーであるLundquist氏は言う。
「インストールは大変スムーズに行われた。また、富士通BPMのAPIが大変良く書かれていたので、EDIのアプリケーションやデータベースとInterstage BPMを連携させて拡張させることが容易にできた。今や業務プロセスは、顧客との激しい対話を必要とするのではなく、Interstage BPMにより実施される。」とLundquist氏は述べ、さらに「以前システム担当者が24時間体制で働いていたときから、時々、彼らは午前2時に大量のデータ処理をしていた。今やシステム担当者の役割は変わり、例外処理に注力できる。この仕事はより興味深く、価値のある仕事である。」と加えた。
今日、現場から集められたデータはBPMシステムにロードされると、システムが自動的に新しいデータファイル見つけ、プロセスをスタートさせる。Interstage BPMは請求処理を自動化し、顧客に正確で迅速な(通常5営業日以内)請求を行う。さらに、Interstage BPMによって、経営上層部は、請求に関する多数の報告書の作成を行うことができるようになった。このレポート上にある、集金状況や処理時間などの情報により、経営上層部はビジネスの現状をより一層理解し、迅速に反応することが可能になった。
Inerstage BPMにより、EDIは、将来的なビジネス環境の変化にも容易に対応しうる柔軟で機敏性のあるビジネスツールを持つことになった。Lundquist氏とプロジェクトチームは富士通と発展させてきた関係に大変満足している。「サポートスタッフは、疑いなく、全力で期待以上の付加価値を与えてくれた。」とLundquist氏は言う。
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