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システム事業の拡販とパートナー戦略を担い 次期ビジネスの基軸として選ばれたInterstage

株式会社さくらケーシーエス様 導入事例


社内の情報共有基盤システムとして「POWER EGG」を活用している株式会社さくらケーシーエス様(以下、敬称略)では、2004年6月にそのプラットフォームを「Interstage Application Server Plus」(以下Interstageと表記)にリプレースしました。情報共有基盤システムの安定もさることながら、システムインテグレーターとしての今後の事業戦略を踏まえた体現でもあります。さらに自社パッケージ製品と連携し、これまで以上に富士通とのパートナー協業を強化した展開を図っています。

[ 2004年9月掲載 ]


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社内システムのプラットフォーム移行はビジネス戦略の体現

水島 望
株式会社さくらケーシーエス 執行役員 公共システム事業部 副事業部長

35年の長きに渡り富士通のパートナー企業として活躍するさくらケーシーエスでは、社内の情報共有基盤システムとして、ディサークル社の企業情報ポータルソフト「POWER EGG」を使用しています。当初IBM社のWebSphere上で稼動させていた「POWER EGG」のプラットフォームをInterstageに変更したのは、パフォーマンスの向上とトータルコストダウンを期待してのことです。またその一方で、さくらケーシーエスが提供するオープンシステム系パッケージ製品のプラットフォームにInterstageを採用し、生産性や品質を向上させるとともに利潤追求を行うという企業戦略もありました。

Apache、Tomcatといったオープンソースは、誰もが自由にソフトウェア開発に着手できる反面、サポートが用意されていないという表裏の問題がつきまといます。その点Interstageはオープンソースに完全対応し、Apache、Tomcat、Eclipseなどに関する開発者スキルを利用して開発・運用を進められる上に、富士通のサポートが受けられます。さらに他社のミドルウェアと比較した場合の機能性の豊かさとレスポンスの速さ、コストパフォーマンスの良さ、システム移行時の簡易性など、開発側とエンドユーザーのどちらにも利点があります。

「Interstageのフレームワークの中で開発することで、UNIX、Java、Windowsなどすべてのプラットフォームの相違を吸収し、お客様の環境に適応させることができます。またInterstageのテクニカルトレーニングサービスも充実しており、“教育”という開発を行う上で一番大きい問題がクリアになることも重要です。今後数年はInterstageを基盤に開発を行うよう、本部から全開発部門にメッセージを出しています」(水島氏)。

社内システムで使用している「POWEREGG」のプラットフォームをInterstageにリプレースした背景には、この戦略展開をさくらケーシーエス自ら体現するという意味合いもありました。

インストールの簡易性、レスポンスの速さ、トータルコストダウンを実証

岡田 牧子
株式会社さくらケーシーエス 産業システム事業部 産業システム部

業稼動中のシステムということもあり、WebSphereからInterstageへの移行はまず2台のテスト機を用いて行われました。

「想定外のエラーがまったく起きず、あっという間にInterstageのインストールが完了しました。簡単だとは聞いていましたが、これほどとは思わなかったのが正直なところです。本番機への適用も問題なしと確証が持てたので、すぐに移行に着手しました。実は長めに移行準備期間を設けていたのですが、アプリケーションにほとんど手を加える必要もなく、サーバの移行テスト程度で済んでしまったため、3週間の予定が約1 週間ですべてが完了しました。現在は、本番機4台すべてがInterstage上で稼動しています」(岡田氏)。

社内システムは、本社・拠点・関連会社の全従業員を合わせて1200人以上の利用者がいます。Interstage移行以前は、朝にトランザクション業務が集中し、レスポンスが低下したり、セッションエラーが発生するとの報告がユーザーから上がっていましたが、移行後はこのような報告がなくなりました。性能ベンチマークテストによるとCPUレスポンスも向上(約2.7倍)し、レスポンスが速くなったとの声が聞かれました。

「正直、入れ替えが完了するまでは不安な気持ちもありましたが、現在は安定した運用とレスポンスに満足しています。また、管理コンソールの充実した設計も高く評価しています。インターフェースが分かりやすく、管理コンソールから運用中のワークユニット(注1)の状況をモニタリングしたり、ワークユニット単位でアプリケーションの設定を行うことができるのは、ささいなことのように思えるかもしれませんが管理・運用していく上では非常に重要です」(岡田氏)。

移行前・移行後のシステム構成図

次のビジネスステージへつながるミドルウェアとしてInterstageを選択

さくらケーシーエスのパッケージ製品でInterstageと連携した一例に、JDK 1.4上で稼動する「UTOPIAMail」があります。「UTOPIA Mail」は「POWER EGG」にないメール機能を補っており、その機能を利用する場合「POWER EGG」との連携が必須です。「POWER EGG」はJDK 1.3で稼動するのですが、Interstageは複数バージョンのJavaでも同時に動かすことができるため、この2つのアプリケーションをそのまま使用することができます。さらに「UTOPIA Mail」は、WebサーバとしてApache+Tomcatの環境を必要としますが、この環境を持つInterstage上ですぐに利用することが可能です。WebSphere環境下では個別にWebサーバを用意しなければならず、その連携に手間取るケースがよく見受けられました。

「弊社の今後数年のビジネス展開として、ミドルウェアをオープンシステム系のテンプレート的役割として活用していく方針です。弊社が望む性能を備えているという面から考えても、現時点で選択するミドルウェアはInterstageしかありません。この施策を弊社の生産性向上と品質向上につなげていくべく、意欲的に取り組んでいきます」(水島氏)。

さくらケーシーエスの戦略展開が、今後、大いに期待されます。

【株式会社さくらケーシーエス様 会社概要】

所在地 神戸市中央区播磨町21-1
設立 1969年3月29日
資本金 20億5,460万円
年商 240億円(2004年3月期:連結)
従業員数 1,200名(連結)
事業内容 システム構築、システム運用管理、システム機器販売他
ホームページ 株式会社さくらケーシーエス ホームページ

用語解説

注1 : ワークユニット
複数のアプリケーションを1つの業務(ワークユニット)として操作可能とする機構。

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