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Interstage 特集
HOYA株式会社様

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長年培った技術力を活かし高品質な商品を提供

関矢 聡 氏
HOYA株式会社
ビジョンケアカンパニー
情報技術推進部
エグゼクティブ
ゼネラルマネジャー

光学ガラスの専門メーカーとして創立以来、60年以上の歴史を積み重ねてきたHOYA。同社は現在、メガネ、コンタクトレンズ、視力測定用機器などの製造を手がけるアイケア事業と、ガラス磁気メモリーディスク、LSI製造用フォトマスク、光学・電子機器用レンズなどの製造を手がけるエレクトロプティクス事業を、経営の二本柱としてビジネスを展開している。

一般消費財の低価格化の波は、メガネ・コンタクトレンズ業界にも怒濤の如く押し寄せている。最近は中国・アジア諸国で生産した安価な商品を武器に、アイケア・ビジネスを展開する企業も少なくない。しかし、メガネやコンタクトレンズは、ユーザーの健康に極めて深く関わる商品だ。衣類や生活雑貨類などと同じように考えることはできない。

HOYA ビジョンケアカンパニー情報技術推進部エグゼクティブゼネラルマネジャー関矢聡氏は「当社は光学製品の専門メーカーですから、製品の品質については絶対の自信を持っています。高付加価値な商品と充実したサービスをお届けすることで、お客様のご期待と信頼に応えていきたい」と、企業としてのスタンスを語る。

こうした姿勢が市場から高く評価され、日本国内におけるメガネ関連製品ではトップシェアを獲得。国際的にもトップメーカーとして認知されている。また高屈折・低比重・低分散の三要素を満たしたプラスチックレンズ「アイリー」や、限りなく裸眼に近い見やすさを提供する遠近両用メガネ「サミットプロ」など、高度な技術力を活かした製品も数多くラインナップ。関矢氏は「お客様にも、眼鏡店様にも、『HOYAの製品なら安心』と感じていただくことが、当社の目指す理想の姿です」と力強く語る。


顧客サービスの拡充にITを積極的に活用

同じ製品を一度に大量生産できる他の一般消費財とは異なり、メガネやコンタクトレンズはユーザーの視力などに応じた細かいカスタマイズが必要となる。「当社の製品のおよそ6割が個別受注生産品となっています」と関矢氏は説明する。

そこで同社では、ITを業務に積極的に活用することで、サービスレベルの向上に努めてきた。たとえば1994年には、メガネのフレームの形状を3次元で読み取れる「3次元トレーサー」を眼鏡店に設置。フレームの測定データと度数・目のレイアウトといった処方値情報を特注レンズ工場にオンライン送信することで、レンズ一つ一つを最適な薄さ・軽さに設計し、フレームの形状にピッタリ合うようにカットして納品することが可能になった。

「HELPシステム」と名付けられたこのシステムは、当時としてはきわめて画期的な試みであった。最高品質の加工精度のレンズによって「枠入れミスのリスクが低減できる」「レンズ加工用の設備や人員を削減できる」などのメリットが享受できることから、眼鏡店からも圧倒的な支持を得ることとなった。

個別受注生産ではリードタイムの短縮も、大きな課題となる。関矢氏は「納期を守ることはもちろんですが、これをできるだけ早めるような取り組みも行っています。日本国内5特注工場を有機的に稼働させ、サービスを向上させるべく、社内生産・物流システムとの連携も強化しています」と強調する。