Interstage Charset Manager V9の主な強化ポイントをご紹介します。
Windows Server 2008より前のバージョンでは、物理コンソールにログオンすることにより、Windowsサービスで外字が出力できていました。しかし、Windows Server 2008では、セキュリティの強化により物理コンソールにログオンできないため、Windowsサービスで外字を出力する場合は、外字ロードサービス機能を使用する必要があります。
本機能により、Windows Server 2008でWindowsサービスを使用した印刷を行うアプリケーションを変更することなく、外字の印刷が可能になります。
部門サーバおよびクライアント、クライアント(入力機能付き)のインストールにおいて、インストール作業の自動化を実現しました。本機能により、大量のクライアントを導入する際は、作業者がいなくてもインストールを行うことができます。
Windows Vistaで採用された「JIS X 0213:2004(JIS2004)」に対応しました。
Unicode(ユニコード)のUTF-16(注)形式をサポートして、JIS 2004の第三水準/第四水準の文字が利用できるようになりました。
Interstage Charset Managerは、現行システムがJIS 2004に未対応の場合でも、Windows Vistaクライアントと連携して安全に運用できます。JIS 2004で追加された文字は、コード変換を行って文字化けや誤作動などのトラブルを回避します。
(注)UTF-16:BMP (基本多言語面) を2バイト、その他をサロゲートペアと呼ばれる仕組みを利用して4バイトで表現する文字コード。UCS-2とはBMP (基本多言語面) の範囲で互換性があります。

クライアントには、外字や辞書、専用のActiveXやアプレットなどを用意しなくても、Webブラウザだけで外字の表示・入力ができる「Web入力機能」に加えて、V9版ではAjax技術を利用した「Web入力機能(JSVRAX)」を搭載しました。
現行システムがJIS2004の追加文字に対応していない場合、Web入力機能を使うことによって、Webブラウザで入力を制限することができます。
また、Windows VistaとWindows XPの文字の違いを吸収するため、異なるOSで同じ字形を表示・入力することができます。
ビジネス環境の変化などに伴って、業務システムの統合・分割などの再構築が頻繁に行われています。
その際、複数の業務システム間のデータ連携が必要になることが多く、システム構築時には文字コード系や使用している外字の差異などが重要なポイントです。
具体的には、コード変換ルールが複雑で対応が極めて困難、誤ったコードの流れがないか確認が必要、同じ文字コード同士でもコードが流通できないなどの問題があります。
V9版では、これらの問題解決のために下記の「Charset Converter 機能」を搭載しました。

「外字データライブラリオプション」は、最新のJIS規格文字や人名用漢字、住民基本台帳ネットワーク統一文字、戸籍統一文字、中国簡体字など、綺麗な約9万文字を収録した文字データ集(注)です。
「外字データライブラリオプション」から必要な文字を選択して使うだけですので、通常は新たに文字をデザインする必要がありません。
V9版では、個人が作成した文字や記号などの外字を「外字データライブラリオプション」に追加して、利用できるようになりました。
(注)主な収録文字