Interstage

J2EEアプリケーションの配備単位の管理

配備単位の管理

   Interstage V7より、配備後の管理単位がアプリケーション単位から配備単位に変更となりました。
   この変更に伴い、IJServerのファイル構成が変更になっています。

   Interstage V6では、配備解除の管理単位はアプリケーション単位となっており、EARファイルを配備した場合も、配備解除は個々のアプリケーションを選択し、行う必要がありました。
   Interstage V7では、アプリケーションの配備単位での作業を可能とする機能として下記を提供します。

  • 配備単位のビュー
  • 配備単位の配備解除機能

■配備単位のビュー
   J2EEアプリケーションの管理単位が配備単位に変更になったため、Interstage管理コンソールのツリービューの表示、および設定項目なども変更になりました。
   ツリービューはV6では[IJServer名]配下はWebアプリケーション、EJBアプリケーションのディレクトリとなっていましたが、V7では以下のように配備したファイル単位のディレクトリが表示されます。

管理コンソールのツリービュー

■配備単位の配備解除
   配備解除はInterstage V6ではアプリケーション単位となっており、EARで配備されたものも、解除時には各アプリケーションを選択して配備解除する必要がありました。
   Interstage V7では配備解除は、配備単位となり、配備モジュールを一括して解除することが可能となりました。
   Interstage管理コンソールでの配備解除の画面は以下のように変更になっています。
   Interstage管理コンソールからアプリケーション単位での配備解除を行うことはできません。
   但し、V6から移行してきたIJServerに対してはアプリケーション単位での配備解除が可能です。

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(図をクリックすると拡大表示できます)

   また、配備解除はコマンド(ijsundeployment)でも可能です。-tオプションを使用することで、配備単位での配備解除が可能です。

【使用例】
ijsundeployment -n EjbSample -t EjbSession.ear

-n:配備解除対象のアプリケーションが配備されているIJServerのワークユニット名を指定します。
-t:配備解除するモジュール名を指定します。

   尚、Interstage V6から移行したIJServerワークユニットに対してijsundeploymentを使用する場合は、-aオプションを使用し、アプリケーション単位での配備解除をおこなう必要があります。
   Interstage V7で作成されたIJServerに対して、-aオプションを使用した配備解除を実施した場合、“DEP5011 コマンドの使用方法に誤りがあります”のエラーメッセージが出力されます。逆に-tオプションを指定し、Interstage V6で作成されたIJServerワークユニットに対して配備解除を実施した場合も同様のエラーが出力されます。

ijsundeploymentの詳細(その他のオプション等)については“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照願います。

■IJServerのファイル構成について
   配備後の管理がモジュール単位になったことに伴いIJServerのファイル構成が変更になっています。
   尚、V6で作成されたIJServerのファイル構成はV7環境に資産移行(バックアップ/リストア、上書きインストール等)を行っても変更されません。また、V6で作成されたIJServerの機能範囲はInterstage V6相当となります。
   Interstage V7の機能を使用する場合は、新規にIJServerを作成し、V6で作成した資産を再度配備する必要があります。

【IJServerのファイル構成の変更】
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(図をクリックすると拡大表示できます)

◆[IJServerディレクトリ]/commonについて
   Interstage V6ではEAR内に格納されているJ2EEアプリケーション以外のファイルをcommonディレクトリに展開し、IJServer起動時に自動的にロードしていました。
   Interstage V7では、EAR内に格納されているファイルはそのままの形式で展開され、注1)マニフェストクラスパスに指定されているクラスがIJServer起動時に自動的にロードされます。

  V6以前 V7
仕様:EARファイル内のWARファイル、ejb-jarファイル、RARファイル以外の資源の展開先 [IJServerディレクトリ]/common配下 [IJServerディレクトリ]/apps/[アプリケーション名]配下
※アプリケーション間の独立性を高めたため
影響:
common直下に保管したJARファイルの扱い
IJServerの起動時にクラスパスに設定される クラスパスに設定されない

   V6以前にcommon直下に保管していたJARファイルを、V7でも使用する場合は、以下のいずれかの対処を行う必要があります。

  • マニフェストクラスパスを使用する
  • EARファイル内のsharedディレクトリにJARファイルを保管する
  • [IJServerディレクトリ]/SharedディレクトリにJARファイルを保管する
  • ワークユニットのクラスパスに設定する。

   ただし、J2EEの仕様に準拠したEARファイルの作成を行っている場合はマニフェストクラスパスが指定されていますので、上記の対応は不要です。
注1)V7でもマニフェストクラスパスの指定が行われていない場合には同様の対処が必要となります。

【補足】
   マニフェストクラスパスとは、マニフェストファイルの“Class-Path: ”エントリで指定するクラスパスです。マニフェストファイルはJARファイルの 拡張機能およびパッケージ関連のデータの定義に使います。IJServerで使用するマニフェストファイルはejb-jarファイル、WARファイル内のMETA-INF/MANIFEST.MFです。META-INF/MANIFEST.MF
は指定されているそれぞれのEJBアプリケーション(ejb-jar)、Webアプリケーション(WAR)内でのみ有効となります。

◆IJServerに対するConnectorの配備について
   V6ではIJServerにConnectorを配備した場合にも、システム全体で一意な資産として管理され、各IJServerで参照可能でした。
   V7ではIJServerに配備したConnectorは、IJServer内で管理され、そのIJServer内でのみ参照可能となります。

   Interstage管理コンソールで、[リソース] > [connector]で配備されたconnectorとIJServerに配備されたconnectorが重複した場合は、IJServerのconnectorが優先されます。

■名前変換機能について
   V6でのWebアプリケーション、およびEJBアプリケーションの名前変換は、IJServer単位での設定となっていました。
   V7ではモジュール単位での設定に変更になりました。設定はInterstage管理コンソールの各モジュールの画面から行うことが可能です。
   これにともない、配備時にIJServer単位の名前変換定義の更新は行われないため、V6では出力されていた下記のメッセージは配備時に出力されなくなりますが、名前変換定義は有効になっています。

IS: 情報: is40902: 名前変換定義を更新しました

Interstage管理コンソールを使用しない場合の設定方法については、“J2EE ユーザーズガイド”の“名前変換機能”を参照してください。

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